2008年 05月 21日
白川道『海は涸いていた』 |
白川道『海は涸いていた』読了
~あらすじ~
都内に高級クラブ等を所有する伊勢商事社長、36歳の伊勢孝昭は
暴力団に会社の経営を任されていた。
彼には殺人の過去があったが、事件は迷宮入りしていた。
しかし、孤児院時代の親友が犯した新たな殺人が、
その過去を呼びおこし、警視庁・佐古警部が捜査に当たる。
そんな折、伊勢はヤクザ同士の抗争に巻き込まれて―――。
天才音楽家の妹と友人を同時に守るため、男は最後の賭けに出た。
(裏表紙より)
---
作家の白川道さん、「とおる」って読むんやね。
ずっと「みち」さんだと思ってました。
複雑なストーリーを見事に書き上げていると思います。
読了後、別の作品を早くも購入してしまいました。
ただ、妹さんがもう少し前面に出てくるともっと厚くなるかと思ったり。
でも、少しおなか一杯になっちゃうかな。
---
満員の電車に揺られていたり、雑踏の中に身を置いていると、
伊勢は自分がこの都会の中に紛れ込んだ落葉の一片にに思えてくる。(p.17)
私、雑踏の中で佇むのが大好きです。
変わっていく周囲と変わらない自分を否応なしに見せつけられます。
凄くしんどいけど、凄くエネルギーをもらえます。
機会があればやってみてください。
~あらすじ~
都内に高級クラブ等を所有する伊勢商事社長、36歳の伊勢孝昭は
暴力団に会社の経営を任されていた。
彼には殺人の過去があったが、事件は迷宮入りしていた。
しかし、孤児院時代の親友が犯した新たな殺人が、
その過去を呼びおこし、警視庁・佐古警部が捜査に当たる。
そんな折、伊勢はヤクザ同士の抗争に巻き込まれて―――。
天才音楽家の妹と友人を同時に守るため、男は最後の賭けに出た。
(裏表紙より)
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作家の白川道さん、「とおる」って読むんやね。
ずっと「みち」さんだと思ってました。
複雑なストーリーを見事に書き上げていると思います。
読了後、別の作品を早くも購入してしまいました。
ただ、妹さんがもう少し前面に出てくるともっと厚くなるかと思ったり。
でも、少しおなか一杯になっちゃうかな。
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満員の電車に揺られていたり、雑踏の中に身を置いていると、
伊勢は自分がこの都会の中に紛れ込んだ落葉の一片にに思えてくる。(p.17)
私、雑踏の中で佇むのが大好きです。
変わっていく周囲と変わらない自分を否応なしに見せつけられます。
凄くしんどいけど、凄くエネルギーをもらえます。
機会があればやってみてください。
by suspicious-yesman
| 2008-05-21 19:12
| 感想文-読書